Newsニュース

【イベント事後レポート】鶴ヶ島市・鈴茂器工株式会社 “子ども達を食で応援”市立保育所の完全給食の実現
~ご飯盛付けロボットFuwarica(ふわりか)と取り組む地域貢献事業~
鈴茂器工株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:鈴木美奈子、以下 鈴茂器工)は、令和7年3月25日に、鶴ヶ島市立富士見保育所(富士見4-26-1)にて、鶴ヶ島市(市長:齊藤芳久)と市立保育所の完全給食の実現に向けた地域貢献事業のメディア発表会を実施したことをお知らせいたします。
企業版ふるさと納税の制度を活用し、鶴ヶ島市内の鶴ヶ島保育所、富士見保育所の2か所にご飯盛付けロボットFuwarica(ふわりか)の寄附が実現しました。今回のメディア発表会では、ご飯盛付けロボットFuwaricaが納品され、実際に活用される富士見保育所で、市からの感謝状の贈呈と、保育所でFuwaricaで盛付けられたご飯を子ども達が食べる給食の時間を見学いただきました。
■発表会の様子
鶴ヶ島市 齊藤芳久市長、鈴茂器工 谷口副社長が登壇し、今回の取り組みに関する経緯等を発表しました。
齊藤市長「鶴ヶ島市で作られた製品で提供された給食を食べて育った子どもたちに世界へ羽ばたいてもらいたい。」
谷口副社長「鶴ヶ島から日本全国・世界へ、米飯食の普及・拡大に寄与していきたい。」と挨拶しました。
【取り組みの経緯】
鶴ヶ島市では長年の懸念であった市立保育所の完全給食を、令和7年4月から実現できるよう検討を進めていました。行政課題である“完全給食”に取り組むにあたって、子ども達の年齢に応じた適正量の主食の盛付けなど、調理員の業務負担の増加が課題とされていました。その際に、市内で新工場の建設を進める鈴茂器工の取り扱い製品の中にご飯盛付けロボットFuwaricaの存在を知り、取り組みを打診。企業版ふるさと納税の制度を活用した寄附が実現しました。Fuwaricaの導入によりボタン1つで“早く/正確に/衛生的に/おいしく”温かいご飯を提供することが可能になりました。
鶴ヶ島市立鶴ヶ島保育所 鶴ヶ島市立富士見保育所
Fuwaricaは各保育所の調理室に設置され、調理スタッフが年齢に合わせた量目で盛付けが可能となります。事前に設定した量目ごとのボタンを押すだけで盛付けができるので、適正量の確認や、多数盛付けることによる負荷から解放されることが期待されています。ご飯の量は、0歳児から2歳児で80グラム、3歳児から5歳児までが120グラムが目安となっています。
【調理スタッフの声】
あらかじめ設定しているご飯の量を連続で盛付けできることや、量もボタン一つで変更できるので、大変効率的である。また、子ども達の好きな五目ご飯やひじきご飯なども対応できるので助かっている。
令和8年3月の操業開始を目指して建設が進められている。名称は、鶴ヶ島テックプラント。
鈴茂器工の主要製品である寿司ロボットやご飯盛付けロボットの製造が予定されています。
5歳児クラスの給食の時間に、齊藤市長、谷口副社長が同席し実際の子ども達との給食を体験。
この日は、調理室のFuwaricaで盛付けられたご飯が提供されました。
「ふんわり、ふっくら」「温かくておいしい」などの声も聞けました。
この日は、おかわり希望の子ども達には発表会会場に設置されたFuwaricaを使って自分でおかわりを体験してもらいました。ボタン一つでパラパラと盛付けられるご飯を見て、驚きの声もあがりました。おかわりをしているお友達を見て、「僕も(わたしも)おかわりしたい!」とおかわり体験も大盛況でした。
子ども達の反響をみて、「基本的には、調理員が操作することを想定していますが、行事食などの際には子ども達にFuwaricaの使用方法を丁寧に説明した上で、自分で盛付けができる機会を設けることなどを検討してみたい。」と先生も考えられていました。