“おいしい”の裏に設計者の挑戦がある。
人の記憶に残る“味”を図面から実現していく。
生産本部 技術職

入社前

Q. 企業選びの軸・入社を決めた理由
大学の就職活動中、テレビ番組で寿司ロボットメーカーとして特集されていたのを見て、鈴茂器工を知りました。ダイナミックに動く機械を見て「こんな面白い機械を設計したい!」と興味を持ちました。
もともと回転寿司が好きだったことや、出身地の埼玉に拠点があることも縁を感じました。当時の鈴茂器工はインターネットでの採用窓口がなかったため、採用担当に直接電話をしました。担当の方から「どこで鈴茂器工を知ったの?」と驚かれましたが、それがきっかけで選考が進み入社しました。
入社後

Q. 現在の仕事
入社以来、設計を担当しています。設計といっても、新しい機械の開発では、基礎研究・仕様決定・設計・試作・検証・量産の立ち上げまで幅広い業務に携わります。担当としては設計がメインの業務ですが、仕様の決定時には営業部門と、検証時には品質保証部門と、量産時には製造部門と連携しながら、新しい機械を作り上げています。
鈴茂器工の機械は、店舗向けの小型機と食品工場向けの大型機に分類されます。私は入社以来、小型機→大型機→小型機→大型機と順番に担当してきました。小型機は金型を使用して大量生産するのが特徴で、大型機は長時間の稼働に耐えられる強度が求められます。こうした異なる特徴を持つ機械の設計を経験することで、幅広い知識とスキルを身につけています。

Q. 仕事のやりがい・魅力
弁当の盛り付けを行う大型機の開発は特に印象に残っています。通常、機械の開発は既存機種の改良が多いのですが、この機械はゼロベースから設計する仕事でした。
1台目の機械はなんとか完成させたものの、機能が中途半端で動作も不安定だったため、そのまま発売することはできませんでした。そこから改良を重ねた結果、鈴茂器工の大型機の中でも異例の売上台数を記録する製品を作ることができました。さらに、この機械は「FOOMAアワード」という食品工業機械の賞も受賞。何より、コンビニやスーパーで自分が開発に携わった機械で作られた商品を見かけると、大きな達成感を感じます。この経験が、次の仕事へのモチベーションにつながっています。

Q. 目標
「ご飯のおいしさ」を追求した機械を作りたいと考えています。例えば寿司の場合、熟練の職人と同じ寿司を機械で再現することは難しいですが、それに少しでも近づける機械を開発したいと思っています。
そのためには、機械についての知識を深めることはもちろん、どのような寿司がおいしいのか、機械で再現するべき理想の形を学ぶことも重要です。ご飯の美味しさを極めるため、これからも研究を続け、より美味しいご飯を提供できる機械を開発していきたいと考えています。
1日の過ごし方
始業
メールチェック、連絡事項の確認、事務作業。
設計
CADを使って設計の仕事を進める。時期によっては丸一日設計の仕事をしていることも。
打合せ
他部署と開発の進捗共有など。
昼休み
社内の食堂で弁当を食べる。昼食後はデスクで昼寝。
検証
検証作業をし、検証結果を設計に反映させる。
終業
定時退社(業務状況によってたまに残業も)。
休日の過ごし方
趣味でテニスをしています。市民大会で勝ち上がり、上位の大会に出場することを目標に、日々練習に励んでいます。平日の仕事終わりにはテニススクールに通い、技術を磨いています。
車通勤のため、平日は運動不足になりがちですが、休日はしっかり体を動かして健康維持に努めています。競技としての楽しさはもちろん、心身ともにリフレッシュする大切な時間です。
私の❛❛ラブ
コメ❜❜エピソード
祖父母の実家が新潟の米農家ということもあり、ご飯に関しては舌が肥えている自覚があります。そのため、ご飯の味にはこだわりがあり、特に「もっちりとして粘りのあるご飯」が好きです。
しかし、設計者としては、この「もっちり・粘り」は非常に扱いづらい要素でもあります。こうした難しさを乗り越えながら、「どんなご飯もより美味しく食べられる機械」を作ることが、設計者としての腕の見せ所だと思っています。

入社をお考えの方へのメッセージ
食べることが好きな人、料理が好きな人にはピッタリの会社です。当社は「食のおいしさを世界に発信する」というコンセプトを掲げ、食品加工機械の開発を行っています。
食への飽くなき探求心やこだわりは、仕事のモチベーションにもつながります。自分が開発した機械が、世界中の人々に「美味しい」を届ける一助となる。そんなやりがいを感じながら、私たちと一緒に働きませんか?