技術
技術
“戦う”ロボットに夢中だった少年は今、
“人と協働する”ロボット開発に磨きをかける
- PROFILE
- 技術部 制御システム課
- 2011年入社(新卒)
(2018年3月現在)
- Q. どんな仕事をしていますか
- 美しい寿司をたくさん、スピーディーに。
シャリ玉量産体制をサポートしています - 均一な大きさと形の美しさ――回転寿司店やスーパー、コンビニエンスストアで目にする寿司において、それは当たり前のクオリティーといえますが、これを支えているのが当社の「シャリ玉量産機」です。シャリの定量供給から成形、トレイへの整列収納まで、すべてを自動化し、1時間で最大1万3千貫のシャリ玉づくりが可能に。私の入社初仕事はこの製品の開発・設計で、部品の選定から製品を動かすためのプログラム作成、回路検討、図面の作成など、電気にかかわるすべての作業を行いました。その後、他用途の製品担当を経て、現在はシャリ玉を容器へ整列させる機械の開発を手がけており、試行錯誤を重ねながら、お客様が抱える課題に応えていくところに大きなやりがいを感じています。
- Q. この会社、仕事を志したきっかけは?
- 人に身近なロボットづくりに携わること、そこに技術者としての進路を見出しました
- 子どもの頃からロボットが好きで、進学先ではロボット工学を専攻し、学んだ知識や技術の生かし方をあれこれと模索するようになりました。いまやロボットは、私たちの社会や暮らしのさまざまな場所で活躍していますが、私がこの業界に興味を持ったのは、学生時代のアルバイト先で寿司ロボットを使っていたことがきっかけでした。食品の製造現場という目立たないところで、日夜、人間の労力の代わりを務めているロボットの存在に気づいた時、このユニークな機械を「使う側」から「つくる側」へ、一人の技術者として挑戦したいと考えました。さらに、独自の技術を継承しつつ、新しい技術も積極的に取り入れ、ものづくりに展開していく当社の柔軟な姿勢にも惹かれました。
- Q. 技術者として感じる鈴茂の強みは?
- ご飯はふんわり、やわらかく。
人の手技の再現力が鈴茂技術の象徴です - 米は、品種や季節、水加減など、条件しだいで炊き上がりが変わるデリケートな食品です。だからこそ、製品に常に安定した質が求められる食品業界では、扱う米に合わせて上手に加工してくれる機械が不可欠。とりわけ、寿司やおむすび、弁当用のご飯の加工については、従来、人の手の細やかな動作や力加減で行ってきたことの再現性の高さが問われます。その点、当社の製品はご飯をやわらかく握ったり、ふんわりと盛り付けたりといった理想的な仕上がりの実現に成功しています。そこが、私が寿司ロボットメーカーとして、国内トップクラスに位置する当社の技術力の高さを感じる点です。これまで蓄積された技術に、日々の努力を重ね、今後もさらに鈴茂らしい製品づくりに励みたいと思います。
1日の過ごし方
- 7:00
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出勤準備
“WE LOVE RICE”でありつつ、朝食はパン派
- 8:30
-
始業
一日の作業の流れを大まかに決め、午前中はデスク作業中心
- 10:00
-
定例会
週一回の開発チームの会議では、前週の作業内容と今週の作業予定をメンバーで共有
- 12:00
-
昼食
栄養バランスを考えつつ、腹八分目の昼食をとる
- 13:00
-
機械の試運転
より良い製品に仕上げるため、時間をかけて何度もシャリを使ったテストを繰り返す
- 17:00
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終業
繁忙期や急ぎの案件があるとき以外は、定時退社
ココロバロメータ
入社から現在までのターンニングポイントをココロの動きとともにご紹介
私の ラブ コメ エピソード
- 見て美しく、食べておいしい寿司をつくる。
当社のスゴさをあらためて認識しました - 入社後に寿司の専門学校で研修を受けたことをきっかけに、自宅でも寿司を握る楽しみができました。素人でもなかなかおいしく仕上がるのですが、自分の手を使ってみると、あらためて、より美しくよりおいしい寿司を作り出す当社製品の技術力の高さに、心から感心してしまいます。